しなしなとだれかのお写ん歩な日々

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2005年 01月 11日

DiMAGE Z2のRAW出力について

クラブの方でご質問がありましたので、以前にメルマガネタとしてまとめた物をアップしておきます。

本当はもっと早くに発表するつもりだったのですが、どうも微妙に不安定(RAWファイルが壊れてしまう)部分もあり公式にアップするのはどうかと思いまして、投稿をためらっておりました。

なものですから、あくまでも自己責任に置いて試してみてください。

Z2のRAW保存について

私がRAWを使うようになったのはA1からなんですが、なぜRAWで撮ろうと思ったかと言えば、最初のうちはA1の癖が全く分からずに失敗写真を連発していた事がきっかけです。
自分の力不足もあるのでしょうが、Z2に比べてA1ではホワイトバランス(以下WB)の調整がうまくかず、またオートホワイトバランス(以下AWB)が不安定だったり、EVF、背面液晶、取り込み後の画像で全て色味が異なっていて、EVFや背面液晶を基準に色を調整してしまうととんでもない画像になっていました。

何度か撮影を繰り返しているうちに、ヒストグラムや露出調整などから出来上がる画像のヒット率は上がってきましたが、やはりここ一番で露出やWBが狂ったりする事がありまして、その解決策としてRAWを試してみたところこれが非常に便利な事が分かりました。

何が便利かと言えば主に露出やWB、コントラストの調整なのですが、ちょっと色が薄くなっちゃったとか、ちょっと色がおかしいと思ったものでも現像時のパラメータで比較的簡単に修正が効きます。
特に個人的にありがたいのがWBで、未だにJPG撮りだとよく失敗しますが、そう言うものでもかなり簡単に修正する事が出来て非常に助かります。

まぁわざわざRAWなんか使わなくてもレタッチソフトで十分なのかもしれないのですが、JPGに比べてRAWでの編集は破綻が少ない為、より自分のイメージに近づけやすいと思います。

それはさておき・・・。

一部の方しか興味はないでしょうが、海外にてDiMAGE Z2用のRAW出力用改造ファームウェアというものが存在します。
勿論正規のファームウェアではありませんが、Z2でRAWが使えるならばと早速試してみたところ、一部制限はあるようですがなかなかいい感じでした。
これは改造はどうもSANYO製のファームウェアに共通している診断RAW出力を可能とする物のようです。(他にはE3100やE2100、E3700もあるようです)
このファームウェアを適用する事により、画質をエコノミーに設定した場合にRAW+JPGという形でファイルを保存するようになります。
尚、出来上がったRAWファイルはそのままでは利用出来ないので、RAWtoNEFというツールを使って一度NEFというニコン形式のRAWファイルに変換させた後に、各種現像ソフトにて現像を行います。

お約束ですがこの作業はファームアップを伴う為、最悪の場合カメラが起動しなくなるおそれがあります。
そのあたりを十分理解した上で、自己責任で試してください。

必要なもの

1.RAW保存用改造ファームウェア
配布元
http://tester13.nm.ru/nikon/
ファームウェア
http://tester13.nm.ru/nikon/z2.zip 直リンクでは落とせないようですので、配布元からリンクをたどってください。

2.RAWの変換ツール(NEFというNIKON形式のRAW形式への変換ツール)
RAW2NEF 配布元 
http://e2500.narod.ru/raw2nef_e.htm
RAW2NEF 日本語訳ページ 
http://f42.aaa.livedoor.jp/~rawtonef/raw2nef_jp.htm
RAW2NEF Z2対応バージョン (v0.13.1)
http://e2500.narod.ru/raw2nef_v0.13.1.zip
RAW2NEF+用元バージョン
http://e2500.narod.ru/raw2nef_v0.11.zip
RAW2NEF+ 配布ページ
http://f42.aaa.livedoor.jp/~rawtonef/index_j.htm
RAW2NEF+とは・・・
RAW2NEF V0.11にパッチを当てる事により、純正より多くの様々なメーカーのRAWファイルをNEF形式に変換出来るよう
に拡張されたとてもありがたいツール、Z2も対応してもらっています。
尚、RAW2NEF+のパッチは一応最新の物を使ってください(最新版 Test @04/12/06版)

注※
現在は raw2nef+ Test @05/01/08が最新版になります。

3.現像ソフト
NEF形式を現像出来るものであれば大丈夫だと思います。当方で確認したのは以下のソフトです。
Nikon View 6.2.2、Nikon Capture 4.1.3、PhotoShop CS+CAMERA RAW 2.3※、SlkyPix 1.0.4.3
※PhotoShopCSではE5700のRAWとして取り込まれる為、画像サイズの違いから周辺に黒い枠ができます。

4.対象機器
OS  WINDOWS機(2000又はXPで確認)。マックの場合にはVirtualPC等のWINDOWSエミュレーターソフトが必要かと思います。
尚、自分の環境で見る限りCPUレベル的にはAthlonXP1700+程度のCPUが必要かと思います。Duron 800で試したところRAWの現像などに非常に時間がかかるようです。尚、PentiumMでは1GHzでも問題なく動作しました。

やり方
1.ファームウェアの書き換え
基本的に通常のファームウェアの書き換えと同じ方法で出来ます。
詳しいやり方は本家ページを参照の事。

簡単だと思われるのは、コニミノサイトからZ2のファームを落としてきて解凍し、出来上がったfirmwareフォルダー内にあるファームウェア(firmware.bin)のみを改造ファーム(FIRMWARE.BIN)で上書きする方法です。
その際にファームウェアの名前を大文字から小文字にリネームしてください。大文字のままだとカメラ側でファームの認識がされないようです。
ファームのアップデートが無事に終わったら次に進みます。

2.RAWモードの使い方
まぁこれも非常に簡単で、記録の画質をエコノミーにする、たったこれだけです。そうすると通常のエコノミーサイズの連番でRAWファイルが記録されるようになります。
制限事項としては、連写モード(通常)にした場合、最後の一枚のみがRAWで記録されるようです。UHS等は試していないのでちょっと分かりません。
またノイズリダクションはオフにして下さい。オンのままだとほぼ確実にRAWファイルが正常に記録されません。尚、同時撮影のJPGは正常に記録されるようです。

尚、PCなどに取り込んだ時、サイズが5M程度の閲覧出来ないJPGのファイルがRAWファイルになります。

3.PC側の準備
上記のRAW2NEF配布元よりV0.13.1又はV0.11を落としてきます。尚、V0.13.1の場合にはデフォルトのホワイトバランスが少し変になります(最終的には現像時にいくらでも調整はできる)ので、それがいやな方はV0.11にRA2NEF+のパッチを当ててご利用下さい。(RAW2NEFの場合は、同時撮影のJPGが必須となります)

V0.13.1をご利用の際は、解凍して出来たファイルのショートカットをデスクトップ等の使いやすい場所においておきます。

RAW2NEF+の場合は、基本的にはRAW2NEFとRAW2NEF+パッチを同じフォルダー内に置いておき、パッチを実行するとRAW2NEFの本体が修正されるので、修正された本体のショートカットをデスクトップに作成してください。
次に作成したショートカットのプロパティを開きリンク先の所でraw2nef.exeに-Wオプションを付けてください

余談ですが、RAW2NEF+の場合には下記の焼けCCD氏のサイト内にあるRAW2NEF+の導入ページがわかりやすいです。
ページ内の2、3、6、7、8あたりが参考になります。(横着してすいません)
尚Z2の場合には「cpixraw.exe」は不要です。

焼けCCD氏のRAW2NEFの使い方ぺーじ その2
http://f42.aaa.livedoor.jp/~provyake/DiagRAW/diagraw2.html

4.変換
上記のページ解説ページをご覧いただければ大体分かると思いますが、基本的には先程作ったショートカット上に取り込んだ診断RAWをドラッグアンドドロップすると診断RAWと同じフォルダー内にNEFに変換されたRAWファイルが出力されます。
あとは、好みの現像ソフトで現像してください。

一度に変換出来るファイル数は30個だったと思いますのでそれ以上のファイルを変換する場合には上記のドラッグアンドドロップを繰り返してください。
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by shinashina-x | 2005-01-11 10:07 | Tips


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